決算書をぱっと見て・・・
銀行員、もしくは元銀行員が、企業の決算書を見ると、この企業はどれぐらいの融資が出るのか、もしくは出ないのか、だいたい当てることができるんですよ。なぜなら銀行員は、融資係、もしくは営業係であれば、年間数十件の融資案件の稟議書を書いて、どういう決算書が融資が出そうでどういう決算書が融資が出なさそうか、感覚としてつかんでいるからです。
中小企業の経営者としては、はたして自社の決算書は、銀行からどう評価されて、融資はどうなるのか、知りたい方は多くいらっしゃると思います。
しかし、融資を申込もうとする銀行、もしくは取引のある銀行に、それを聞くのは気がひけてしまうのではないでしょうか。
なぜなら、相手は「ビジネスの交渉」として、決算書を見るからです。企業から決算書を提出されたら、その提出を受けた銀行は、「この社長は融資を申込みしたいのだろう。」と思うでしょう。そうすると相手は気構えて、本当のことはなかなか話してくれない場合が多いです。
客観的に、自社の決算書が銀行からどう評価されるか知りたいのであれば、親戚・知人・友人などに銀行員・元銀行員がいれば聞くことができますし、もしくはわれわれのようなコンサルタントに相談するのもよいかと思います。
知り合いに決算書を見せるのに気がひけるのであれば、コンサルタントですね。また、コンサルタントと言っても、「銀行出身」のコンサルタントでなければ、銀行の見方は分からないですよ。
顧問税理士が銀行出身でなければ、その顧問税理士に聞いても、銀行の見方はなかなか難しいと思います。
銀行の見方が分かれば、分からない場合より、対策を打ちやすいでしょう。まわりの銀行員・元銀行員、もしくはコンサルタントなどの活用を、銀行融資対策において考えてみてはいかがでしょうか。
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