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銀行への返済負担が大きい

多くの経営者の方からご相談を受けている中で、多くの経営者が思い込んでいることがあります。それは、銀行への返済は、絶対に滞らせてはならない、ということです。

 

しかし、返済資金がない状況で、返済できないものはできないのです。それにもかかわらず、無理に返済しようとするから、金利が20%以上の、高金利のところから借りてしまうことになるのです。

 

そういうところからも借りることができない経営者は、ヤミ金から借りてしまうこともあります。返済できないものはできないのです。私の会社でも、毎月4、5社の、銀行との、返済減額交渉をお手伝いしています。

 

私たちのように、専門家から見ると、銀行への返済減額交渉なんて、よく行われている、当たり前の交渉なのです。

 

経営者の多くには変なプライドがあり、私たちが提案しても、銀行への返済減額交渉を拒み、なんとしてでもどこかからお金を借りて、しのごうとしますが、1ヶ月分の返済はそれでなんとかなっても、それから後は、どうなるのでしょうか。資金繰りが破綻してしまうのは目に見えています。変なプライドにこだわると、逆に会社を破綻させてしまうのです。

 

私たちは、多くの破綻した企業の行動を見ています。だからこのように、はっきり言えるのです。

 

変なプライドにこだわると、1ヶ月ぐらいはしのげても企業が破綻してしまうのは、ちょっとでも会計知識があったら理屈で分かるのに、そのような会計知識も持ち合わせていない経営者が、変なプライドにこだわってなんとしてでもお金を借りてしのごうとするから、多くの企業がだめになってしまうのです。(ちょっとした会計知識は、1冊の本、2時間程度の時間を使ってよめば誰でも身につくものです。経営者にとっては必須の知識ですよ。)

 

私たちは、企業が返済減額を行っても、1〜3年で正常な状態に戻し、返済を再開でき、普通に資金調達ができるようになるところまで、道筋をつけた上で、銀行との返済減額交渉にのぞみます。

 

病気の患者が病院に入院するが、手術をして治療に、元気になってもらうことと同じですね。

 

しかし、手術が痛いからと手術を拒む患者は、その後どうなるか、お分かりいただけるでしょう。自分が病気にもかかわらず、また専門家の目で見て病気と診断されても、「自分は病気ではない」と言い張る方には、対処のしようがありません。

 

痛み止めをうって痛みを和らげても、病気は治っていないので悪化する一方となります。売上増加による運転資金、設備投資による設備資金など、前向きな資金調達をしたい企業は大丈夫です。

 

問題は、赤字を補填するための資金調達をしたい企業です。そのような会社は、ほとんどは「病気」の状態です。病気の状態であることは、経営者が認めないことにはなんともならないのです。

 

銀行への返済減額交渉は、世の中で当たり前に行われていることです。ただ、ほとんどの経営者が返済減額交渉ははじめてでしょうから、銀行への交渉の仕方、資料の作り方など、分からないことは多くあると思います。

 

その場合は、私たちもそうですが、専門家に相談してみてはいかがでしょうか。

 

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