保証付融資で金利を低くする方法
多くの中小企業は、信用保証協会の保証付融資を受けていることでしょう。しかし、私の会社の顧問先で、保証付融資にもかかわらず、金利が2.5%、3.0%など、保証付融資にしては高い金利で融資を受けている会社もあります。
高い金利の原因としては、「一般保証」で、保証を受けていることが考えられます。例えば、東京信用保証協会で見た場合、「東京都制度」とあるのが、いわゆる「制度融資」、「協会保証制度」とあるのが、いわゆる「一般保証」です。
「東京都制度」とある中の制度融資を受けることによって、制度融資ごとに定められている金利によって、融資を受けることができます。
例えば、「経営支援融資」では、利率が「固定金利1.4〜2.0%以内」とありますよね。
制度融資の中にも、利率が「金融機関所定利率」とあるものであれば、銀行から金利を高くふっかけられることもあるのですが、制度融資で利率が定まっているものであれば、ふっかけられることもなくなります。
多少は書類が面倒くさくなることがあるかもしれませんが、低い金利で借りられることがありますので、あなたの会社の都道府県の保証協会のホームページで、制度融資を探し、それで融資を受けたいということを銀行に話をすることにより、銀行から金利をふっかけられることなく、低い金利で融資を受けることが可能です。
制度融資も、保証協会が保証するという面では、一般保証と変わりません。
銀行は、中小企業の知識不足につけこんで、わざわざ一般保証で保証を付け、「金利は3.0%になります。」と、高い金利をあくまでもその金利でしかだめであるような言い方をして、高い金利にすることがありますが、中小企業は、自社の都道府県の保証協会の制度融資を知り、銀行と交渉することが、低い金利で保証付融資を受けるコツです。
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