保証協会保証付融資からプロパー融資への道
保証協会保証付融資からプロパー融資への道
プロパー融資とは、信用保証協会の保証がついていない、銀行が全てリスクをかぶる融資を言います。
中小企業が融資を受けるステップは、まず保証協会保証付から、信用が付いた段階でプロパー融資へ移行、というのが普通です。
言ってみれば、プロパー融資を受けられるようになったら、「当社も信用がついたなぁ」と思ってもらっても大丈夫です。
保証協会保証付を何回か受けていて、ある程度自社の信用力が高まったと思ったら、一度銀行に、プロパー融資は受けられないか、打診してみましょう。
しかし、プロパー融資でも、融資の受け方によって審査の通りやすさが全然違います。
基本は、「長期よりも短期」「一括返済よりも分割返済」です。短期・分割返済の方が、銀行としては融資が返ってこなくなるリスクが低くなるからです。
一番審査が通りやすいのは、半年、もしくは1年返済の手形貸付です。
プロパー融資で、はじめから好条件(長期・一括返済)を望んではいけません。プロパー融資入門として、短期の分割返済から、銀行に申し込んでみましょう。
それで、短期の分割返済で何回か融資を受け、きちんと返済も行い、実績を積んでから、長期(1年超)の証書貸付で融資を受けられないか、銀行に打診してみてください。