融資を受けるための資料作成は、顧問税理士がなんとかしてくれると思っていませんか?
融資を受けるための資料作成は、顧問税理士がなんとかしてくれると思っていませんか?
融資を受けるための資料作成は、全て顧問税理士へ丸投げ、という経営者・銀行担当者がいますが、そのようにして作られた資料は、融資を受けるにあたってあまり役に立たないことが多いです。
そもそも顧問税理士は、あなたの会社だけを顧問しているのではありません。
だいたい、1人の税理士が持っている顧問先は、10〜20社、と言われています。
そんなにたくさんの顧問先を持つ税理士が、果たしてあなたの会社が融資を受けられやすくするために、真剣に考えてくれるというのでしょうか。私が税理士だったら、会計事務・税務をこなすことが精一杯で、とても顧問先企業1社1社の資金調達まで面倒を見ることはできないです。(顧問報酬を3倍くらいに上げてくれたら別ですが)
顧問税理士が、顧問先の経営者・銀行担当者から、銀行に提出する資料を作ってくれと言われても、やたら数値が多く、読みにくい資料ができ上がってしまいがちです。
そんな資料を銀行が受け取っても、読みにくいため、銀行員はファイルの奥にしまい、融資を受ける上で何の役にも立たなくなってしまいます。
顧問税理士にまかせておけば、融資を受けるための資料作成はなんとかしてくれるという考えは、持たないほうがいいです。経営者・銀行担当者は、自らが先頭にたって、資料作成にいそしまねばなりません。
そのようにして、銀行に対して融資を受けるのに説得力がある資料ができあがってきます。