担当の銀行員が転勤になった!
銀行員は、本当に転勤が多い職業です。2〜3年に1回はあります。そのため、自社を担当している銀行の担当者が交代することはよくあります。
ここで注意しなければならないこと、それは、自社の担当者が交代したら、後任者に、一から自社の業務内容・最近の業績・強み・銀行取引の最近の流れなどを説明しなければなりません。
銀行員は転勤すると、後任者と引き継ぎ作業を行います。担当先企業の引き継ぎ作業も当然行われます。しかし、銀行員はいざ転勤の辞令が出されると、だいたい1週間以内に次の支店に着任しなければなりません。そのため、引き継ぎ期間は短いのです。
また、後任者も当然、前にいた支店で、引き継ぎ作業を行わなければなりません。その時間もとられます。そのため、銀行員が、前任者と後任者との間で引き継ぎ作業を行うのは、銀行にもよりますが3日となります。とても短いです。
その3日間で、担当先企業全てのあいさつ回りをし、また前任者と後任者との間で
「A社はこういう企業で・・・」
と詳細に説明し引き継ぐのは、到底できません。そこで、前任者は担当先企業の内容を紙に書いて後任者に渡すのですが、その内容はかなりのもれがあります。面倒くさがりの前任者だったら、そのような資料を作ることもしません。
そのため、あなたが前任者に言ったこと全ては、後任者にはほとんど伝わっていないと思ってください。そこで後任者に、一から自社の業務内容・最近の業績・強み・銀行取引の最近の流れなどを説明する必要があります。大変面倒くさいですが、そのようなことが新しい担当者との人間関係を作っていくきっかけともなります。
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