短期プライムレート
銀行貸出の金利は、基準金利というものが各銀行にあり、それをだいたいの目安として決めていきます。基準金利は、例外もありますが主に短期プライムレートと長期プライムレートに分けられます。
短期プライムレート、略して短プラは、融資期間1年以内の貸出に適用される金利です。銀行ごとに決まっています。
都銀は1.475%、地銀は1.475%~1.725%が今の短プラです。
例えば、ある銀行の短プラが1.475%であるとすると、その短プラをもとに企業ごとの信用格付別、担保差入の状況別の基準金利テーブルというものがあり、その基準金利を目安として金利が決められます。
例えば、もし格付が1~10というように決められてあれば、3格の企業、それと貸出量に対する担保の量が50%である企業の基準金利は1.6%であるからそれをもとに銀行は貸出先企業と交渉して金利が決められます。
もしその銀行が、短プラが0.500%引き上がって1.975%になると、基準金利テーブルも全体に0.500%上がったものとなります。
取引銀行の担当者に一度、その銀行の短プラはいくつか聞いてみるといいかもしれません。たいていは教えてくれるでしょう。もし複数の銀行と付き合いがあれば、各銀行の短プラを聞いておくと、貸出金利水準の比較ができます。
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